2年前に(ほぼ)30歳で1000万円の貯金に成功をし、今では、証券口座で1000万ほどの資金を運用するほどになりました。
2023年に日経平均が高騰しバブル期以降の高値を日々更新していたり、2024年には新NISAが始まるということで、世間でも証券口座の新規登録が増えてきているとニュースを目にしました。
1000万円貯金をするまで、私は7年かかったのですが、今知っている知識を若いうちに知っていればもっと効率的に達成できただろうな~。とふと思ったので、皆さんの参考になればと思いこの記事を書いています。
参考にならないかもしれませんが、興味半分で読んでいってください!
私のスペック
まず私のスペックを簡単にご紹介します。
関西から首都圏に就職を機に上京し一人暮らしをしています。
勤め先は某IT企業の総合職として営業職に従事していました。(今は事務系の業種に異動しています)
ですので、ある程度のお給料とボーナスを頂きながら生活をしており、所謂、「収入力」というものは世間一般の女性OLと比べると高い方かもしれません。
「高所得者」というわけでは、決してないです!
ちなみに、1000万貯金をしている7年間の間に、半年間、体を壊し休職したこともありますが、現在は復職をして新卒から今の会社にお世話になっています!
スタート地点:貯金ゼロの過去
学生から社会人へ
小さい頃から様々なスポーツをしてきていて、大学でも体育会系の部活に所属をしていたため、お休みの日に旅行に行くとか、友達とお祭りに行くとか、そういったことができない環境でした。
大学生の卒業旅行の時に初めて海外旅行(その前にホームステイは短期間で経験はありますが旅行じゃない…)に行くくらい。
大学生は人生の夏休みで旅行に行きまくるんでしょうが、関西近郊すらまともに旅行に行った事がなく、外食もあまり行ってなかったので、上京してからも関西のおすすめスポットやお店を聞かれても全然知らないといった状況でした。
そんな中、新入社員研修の集合研修が3か月ほどあり、同期と仲良くなり、研修の後にご飯を食べて帰ったり、土日にBBQをしたり、遠地勤務になった同期の元に訪れたりと楽しい日々を過ごしました。
それもこれも、「毎週末2日続けて休みがある」ことと、「お給料が毎月入る」こと。
しかも、学生時代の部活動の方がはるかに体力を消耗していたのに、まだ新人ということで業務内容も少なく、「有り余る体力」があったため、まさに社会人って天国なんじゃ…!と錯角するほど、毎日を謳歌していました。
3年間まずは貯金せずに使おうと決意
そして、決めたのです。
今まで我慢してきた旅行・遊び・買い物を3年間は思う存分するぞ。
入社時から、堅実に財形貯蓄をする同期もいましたが、私は、今まで制限されてきた環境から飛び出して、文字通り「もらったらもらった分」使い切るという生活を始めました。
長期休暇の度に海外旅行を計画して行き。
飲み会に誘われたら、遅い時間でも基本的には断らずに行き。
欲しい服やカバンがあれば迷わず買い。
でも、正直言わせてください。
後悔は全くしてません!
人生の夏休みと言われる大学生活を取り戻すかの如く、時間と体力とお金のある限り過ごすことができたので、私は仕事も頑張れたし、後々、自分はやっぱり何が好きなのかを切り分けられることもできたんだろうなと思います。
親にも、3年間は貯金しませんと宣言して遊んでました
決意と目標設定
きっかけは引越し
そんな私が、そろそろ貯金を始めようかと思ったのは、決めていた3年間遊ぶというタイムリミットがきたことと、仲の良い同期が会社の寮を出るということで、私もそろそろ出て一人暮らしをしたいなと思ったからです。
そこで、以下を一度整理してみました。
1.資産状況の洗い出し
引っ越し代を捻出できる貯金があるのか、そもそも、自分はどれくらい資産をもっているのか
2.生活費の洗い出し
寮では低い寮費に光熱費も含まれていたので、家賃・光熱費・食費を自分の給料で賄うことができるか
まあ、正直無理よね。今のままじゃ。と現実を見た時でした。
貯金計画を立てる!
1年間で100万円貯金をすることと同時に引越し資金を捻出できるかを計画を立てました。
この記事にある、1000万目標を考え始めたのは貯金を初めてから5年目の時まで実際考えられませんでした。
このタイミングでは、まずは、確実に、貯金ができるようになることを目標として計画を始めました。
先取り貯蓄を開始する。
3年間でお金があればある分使うという生活を続けてきたので、強制的にお金がない状況を作ってしまえばいいじゃん。と先取り貯蓄を始めました。
具体的には以下の通り。
財形貯蓄:5万/月、20万/賞与時
:神の領域、絶対下ろさない
自動積立:2万/月、10万/賞与
:遊んだり贅沢はここから捻出。引っ越し代もここから
毎月定額先取り貯蓄をし、その他で生活費をやりくりできるかを検討しました。
この時の毎月の予算はこの通り
家賃 :9.2万
光熱費:1万
スマホ:1万
食料費:2万
衣服費:1万
交際費:3万
現在見返すともったいないことしてたな~…とつくづく思っちゃいます。
まず、家賃高すぎ。スマホ代高すぎ。食費+交際費(実質飲み代)で5万高すぎ。
そして、先取り貯蓄と言いつつ、旅行代は結構がっつり確保。
まあ、当時は何も知らなかったから。
ともあれ、1年目に、贅沢をしながら(沖縄旅行×2回・フェス参戦)、100万貯蓄を遂行し、年末には無事に引越しも完了しました。
この時期の実際の気持ち
貯金をし始めた時に、私の場合はあるお金でやりくりをする、贅沢をしたい場合は贅沢費(積立貯金)を使うと割り切ったことで、あまりストレスなく貯金をすることができました。
性格上、あれば使いたくなるけど、なければ付き合いのお誘いを断ったりするタイプでした。
これも、社会人なりたての時に、断らずに全部行ったから、どのくらいのペースで友人と会うのがお互いちょうどいいのか、我慢しすぎるとどうなるかの自分なりの指標ができていたんだと思います。
100万円貯金が長く感じる…
初年度の100万円貯金の時には100万円ってなかなか貯まらないな…とヤキモキしました。
おそらくその理由は、こんなにお金を使うのをセーブしてるのに、全然貯まらないじゃん。が大きかった気がします。
でも、まずは100万を達成したら、その後400万くらいはあまりモヤモヤも感じることなく貯めることができました。
複利の力を借りると原資さえあれば100万はすぐ増えることは後々気づくことになるけどこの時期は夢幻物語・・
貯金だけでいいのか?
貯金を初めて3年目くらいのタイミングで、毎年100万しか貯金ができないことに疑問を持ち始め、金融に関する勉強を独学で始めました。
ありがたい事に会社の先輩に熱心に投資や複利について教えていただく機会が何度もありました。
(出張帰りの電車の中で手取り足取りよく教えてもらったなあ…)
と証券口座を開設して始めてみました。
最初は、話半分で聞いていましたが、「物は試しだ!!ということで、とにかくやってみよう。」とNISA口座の開設やふるさと納税を開始したりと自分でも金融の知識を増やしていこうと行動をしていきました。
金融の知識のある会社の先輩に教えてもらって興味を持つ
その時に教えてもらったことは、若さという武器をもって、複利の考え方で投資信託を始めた方がいいよ。時間は最強の武器だよ、と。
貯金を初めて4年目にようやく積立NISAを始める
この時期の私に伝えたいことは良い所も悪い所もあります。
総論、よく決断して始めた!と思いつつも、手数料の高い商品や分配金再投資ではない商品を購入していたりと、今の知識があれば買わなかった商品も購入していました。
運用を続けながら勉強をしていくうちに、これではダメだ…でも、損切…という局面も経験したのも、身をもって良い勉強になったんじゃないかなと思います。
5年目に1000万貯金を目指す
貯金が500万に到達した頃に、親とここまで貯金を頑張ったんだと話したことがありました。
ただ、そこで言われた言葉はコチラ。
独身なんだし、1000万くらい貯金は作っておきなさい
さすが。うちの親は褒める事もなく、それが普通だと言わんばかりのトーンでそう言ってきました。
ということで、負けず嫌いを発揮し、「やってやろうやないか」と言われてもいない年齢制限までかけて、「1000万貯金を30歳までに貯めてやろう」と決意しました。
うちの性格を逆手に取ったのなら大したもんや。
個別株・固定費の削減に力を入れる
4年目から金融に興味を持ち始めてから自分で勉強をして得た知識が自信に繋がり、色々トライ&エラーを繰り返しました。
固定費の削減として、家賃を2万減らすこと、格安SIMへの切替、外食の頻度を選択するなど、徹底的に削減しました。
投資枠としては、投資信託だけではなく個別株(国内・海外)の投資を始めました。
コロナ禍のタイミングでは、混乱が落ち着いたらまた経済は立て直すと信じ、貯金を崩してSP&500をまとめて購入したり、高配当株を購入しました。
そして、まだ実に結ばれていないですが、ブログ運営やセドリという副業にも手を出し、少しずつ着実に貯金を進めて行きました。
目標達成と成果の喜び?
貯金を初めて7年目、コロナが収まってきた頃に、ついに1000万の資金を貯める事ができました!
長かったとも思うし、案外短かったとも思います。
でも、1000万が手元にあっても、意外と将来の不安は消えないものなんだという不思議な感覚も持ちました。
そのため、先取り貯蓄や固定費の削減、あとは本当に欲しい物・コトに使うことは今でも継続しています。
年収があがったから、貯金がたまったからと生活レベルを上げることは今もしていません。
あ、しているとしたら、在宅勤務のためのコーヒーセットを購入して、アーモンドミルクで飲んでいるくらいかも。
ボーナスも貯めるところは手を出さずに使うところは使うよ
ふるさと納税では生活必需品を中心に
私が持っている証券口座は楽天証券です。
興味があれば詳細についてはこちらをご覧ください
楽天証券は、シンプルかつ使いやすいことが特徴で、初心者から経験豊富なトレーダーまで広く支持されています。PCだけでなくスマホのアプリも充実しており、どんな場所でも簡単に取引ができます。
手数料についても魅力的で、国内株式や投資信託の手数料がリーズナブルであることが大きなポイントです。
SBI証券もオススメですが、楽天ユーザーにとっては楽天ポイントが貯まるのも嬉しいですね。
もし投資に興味があり楽天ユーザーの方なら、楽天証券がオススメです!
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まとめ
長文にお付き合いいただいてありがとうございました。
私の体験談となるので、皆さんの参考にならないかもしれないですが、少しでも気づき等があると嬉しいです。
ひとつ言えるのは、自分の決めたルールは最後まで守ってみてください。
私の場合は、先取り貯蓄の神の領域(絶対引き出さない)と贅沢費として使っていいお金を抜いてから生活をやりくりすることです。
そのおかげで、メリハリをつけて生活をすることもできたし、これにお金を使うのであれば、あれに使いたい。とか自分なりに優先順位を付ける事ができました。
次は5000万!という目標はなく、正直、このスタンスのまま、貯める所は貯めた上で心の贅沢となる領域には惜しみもなく使っていこうと思っている今日この頃です。
先日も久しぶりに海外旅行にも行きリフレッシュをしてきました。
そうやってメリハリをつけながら今後も過ごしていきたいなと思います。
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